ナチス卍ドイツ 陸軍兵器局 E計画の全貌 ※BGMあり音量注意!!
どもっ!! オペレーターの 偵察大隊所属 エミル軍曹と 申します。
今回は 幻の計画で終わった ナチスドイツ軍 E計画の全貌を お伝えします。
ポルシェ博士を 中心とする ティーガーマウス計画が スタートした後、
パンツァーコミッション委員長 クニープカンプ博士によって
1942年5月 ナチスドイツ陸軍は 徹底的な合理化した戦車を作るプロジェクトが スタートします。
パンツァーコミッション委員長 クニープカンプ博士によって
1942年5月 ナチスドイツ陸軍は 徹底的な合理化した戦車を作るプロジェクトが スタートします。
計画は E (Entwicklungstypen:エントヴィックルングスティへン=開発タイプ) 計画と 呼ばれ
部品の共用化によって コストを抑え、生産性、整備のスピードアップも 考えた計画でした。
1943年に 各車両の開発が 決定されます。
1943年に 各車両の開発が 決定されます。
下が 立案した Eシリーズ車種一覧
E-5
5~10トン 小型車両
E-10
10~25トン 軽戦車
E-25
25~50トン 戦車
E-50
50~75トン 中戦車 (パンターの後継車両)
E-75
75~100トン 重戦車 (ティーガーⅡの後継車両)
E-100
100~トン 超重戦車
E-10 KHD社(クレックナー・フンドルト・ドイッツ社)、 E-25 アルグス(Argus)
E-50 アルグス(Argus) or アウトウニオン社(Auto Union) が関る。
E-50 アルグス(Argus) or アウトウニオン社(Auto Union) が関る。
E-5
軽車両。2人乗り小型軽戦車、火炎放射戦車、小型無線車両、小型駆逐戦車、小型兵員輸送車など。
軽車両。2人乗り小型軽戦車、火炎放射戦車、小型無線車両、小型駆逐戦車、小型兵員輸送車など。
E-10
駆逐戦車タイプ モックアップ(木型模型)のみで 38式軽駆逐戦車ヘッツァーの開発優先の為、
計画は 途中で中止となります。
本車両は 駆逐戦車ヘッツァーより先に 計画されていたもので ヘッツァーの名は
この車両に 与えられるはずでした。
駆逐戦車タイプ モックアップ(木型模型)のみで 38式軽駆逐戦車ヘッツァーの開発優先の為、
計画は 途中で中止となります。
本車両は 駆逐戦車ヘッツァーより先に 計画されていたもので ヘッツァーの名は
この車両に 与えられるはずでした。
E-50
E-75との 部品の共有化によって 生産性向上が 目的。 E-75より 防御力、装甲は劣りますが
機動性重視の車両でありました。
E-75との 部品の共有化によって 生産性向上が 目的。 E-75より 防御力、装甲は劣りますが
機動性重視の車両でありました。
E-100
1943年中ごろ 陸軍兵器局は ヒトラーから E-100の 開発許可をとって
作業は スタートしますが 設計や 部品の供給の遅れなど 作業は難航し
人員の不足から 組立て要員 わずか3名しか 充当されないという有様でした。
作業は スタートしますが 設計や 部品の供給の遅れなど 作業は難航し
人員の不足から 組立て要員 わずか3名しか 充当されないという有様でした。
・・・ただの趣味とも ぃうかもしれません。 |
1945年5月 連合軍の捕獲となりますが サスペンション部品の不足で
キャタピラさえない 車体だけが 工場に 放置されていました。
キャタピラさえない 車体だけが 工場に 放置されていました。
終戦までに完成した車両はなく 唯一、形になったものは E-100重戦車の サス、キャタピラもない車体のみ。
…重戦車マウス、E-100ともに完成し 最後に一花、・・・伝説を 咲かせて 欲しかったものです。
参考資料:PANTER増刊 第2次世界大戦のドイツ戦車(昭和58年3月25日発行)
音楽使用素材サイト