イスラエルのガザ攻撃の継続 ～イランジャパニーズラジオ

ナジャフィー解説員

シオニスト政権イスラエル軍のガザ地区への攻撃が継続される中、

新たにガザの住民数名が犠牲になりました。

 

パレスチナ医療筋は、イスラエル占領軍が27日金曜夜、ガザ地区北部のジャバリーアで、パレスチナ人の

住宅を砲撃し、これにより少なくともパレスチナ人7名が負傷したと発表しました。イスラエル軍の

ガザ各地への攻撃は、24日火曜から始まり、これまで4歳の児童を含むパレスチナ人2名が殉教、

およそ20名が負傷しました。イスラエル軍はまた27日、ヨルダン川西岸各地で

パレスチナ人のデモ隊を攻撃し、数十名を負傷させ、彼らの身柄を拘束しました。

シオニスト政権のガザ攻撃の継続は、2012年12月に、同政権がガザに対する

8日間の戦争で敗北を喫した後、締結した停戦協定の違反です。

１０１２年　攻撃の画像。(ＡＦＰ)

パレスチナイスラム聖戦運動の軍事部門クドゥス旅団は、2012年12月から、イスラエルは1400回以上停戦協定を違反してきたと

述べました。クドゥス旅団の報道官は27日、「ここ数日のイスラエルの攻撃は、同政権による停戦協定違反の明らかな例だ」と

述べました。ここ数日、イスラエルのガザ攻撃　が　激しさを増しています。

イスラエルの措置は、2008年末の同政権の戦争誘発行為を思い起こすものであり、この中でイスラエルはガザを22日間に

渡って攻撃し、パレスチナ人数千人が殉教しました。22日間の戦争でイスラエルは、パレスチナ人の

対シオニスト抵抗運動を弾圧し、地域の人々の抵抗に対する自らの敗北を挽回しようとしていました。

イスラエルは、2005年のパレスチナ人の抵抗に対する敗北により、ガザ地区を撤退することを余儀なくされ、2006年にも、33日間のレバノン戦争で地域の人々の抵抗に対して不名誉　な　敗北を喫しました。

イスラエルが多くの失敗に直面し、同政権軍が不名誉な敗北を喫していることは、実際、イスラエル軍の

士気を大きく低下させ、拡張主義的な性質を持つ同政権の計画を著しく混乱させています。

こうした状況の中、イスラエルは地域の人々の抵抗に対する敗北を挽回し、ガザを再度占領し、抵抗を弾圧するために、

2008年12月末にこの地区に対する全面的な攻撃を開始したのです。しかしながら、イスラエルの拡張主義に

対するパレスチナ抵抗勢力やガザ住民の勇敢な防衛により、最終的に同政権はまたもや敗北を喫しました。

イスラエルはこの戦争で自らの目的を何ひとつ遂げられなかったばかりか、この戦争での軍事的敗北とそこから生じた結果により、政治的な対立や経済問題、軍内部の混乱に直面し、その影響は今も続いています。

イスラエルはパレスチナ人の抵抗に敗北したにもかかわらず、その拡張主義、好戦的な性質から、

あらゆる折に触れ地域で挑発行為を行っています。こうした中、イスラエルが再び愚かな措置をとる

可能性が生じています。

これにより、パレスチナ人やレバノン人の対シオニスト抵抗運動は、イスラエルの挑発行為に対して賢明さを保ち、同政権の侵略や陰謀に対して準備することを強調しているのです。

ソース：

イスラエルのガザ攻撃の継続