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TED 2014 エドワードスノーデン インターネットを取り戻すために #2




TED 2014

エドワード・スノーデンが、インターネットにおける監視と自由について語ります。

データのプライバシーの問題は党派的な問題ではなく、
我々の生活におけるインターネットの役割やインターネットを
守る法について根本的に考え直す必要を迫るものだと
彼は言います。「権利が重要なのは、いつそれが必要に
なるか分からないから」です。インタビュアーはクリス
アンダーソン、特別ゲストにティム・バーナーズ=リーを迎えます。





 司会者 クリス

- バウンドレス インフォーマント というプログラムについて -

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スノーデン>これに関して NSAはうまく名をつけたものだと思います。
「際限なき情報提供者」という意味です。

これは NSAが 議会に隠していたプログラムです。
NSAは 以前議会の聴聞会で質問を受けました。

アメリカ人の通話で 傍受しているものがどれくらいあるのか
大まかな数字をだせるか? と 聞かれたのですが

NSA 「不可能」と答えました。

そんな数値は 記録していないし することもできない。 
世界中で傍受している通信の数を 
調べようとすると プライバシーを侵害するから答えられない、というのです。

そう思ってくれるのは ありがたいのですが、
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スライドを見ると


実際には NSAはその能力を持っているだけではなく、
実施”じっし”もしているのがわかります。

NSAには 通信の発信側 受信側
どちらも追跡できる内部データ形式があり
アメリカから発せられた通信を見て 現在どれだけの通信を
押さえられているか 
議会に対して即座に答えられるのです。 

バウンドレス インフォーマントをみると 分かることですが 
アメリカ国内で傍受されているアメリカ人による通信の数は 
ロシア国内で傍受されるロシア人の通信より多いのです。 

それが 諜報機関の目指すべきところなのか 
はなはだ疑問を感じます。

クリス> あなたのデータを元にした ワシントンポストの記事で 
NSAのプライバシー規則違反は年に数千件」というのがあります。

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スノーデン>去年 NSAの議会証言がありましたが、
私のように 内部資料をみており、何が書かれているか
知ってるものからいうと 驚くべき内容でした。

NSA局員が 宣誓”せんせい”した上で 逸脱した使用や
内規違反など 無かったと証言したんですから 
この記事がでるのが 分かっていたので呆れました。

NSAは 年何千回も自らの規則を破っていただけでなく
その2776件の違反の中には 一度に3千人以上が影響を
受けたものさえあったということです。

別のケースでは ワシントンDCの全通話が 誤って
傍受されるというのもありました。

注目されていませんが この資料で驚くのは
2776件もの乱用があっただけでなく
上院情報特別委員会の委員長ダイアン ファインスタインは 
ワシントンポスト紙から コメントを求められるまで この資料の存在について 
知らなかったということです。

それで彼女は 資料を要求して 受け取ったがそれ以前には見たことも無かったのです。


これは アメリカにおける諜報機関の 監督状況を物語っています。 

上院情報特別委員会の委員長が 年に何千回も規則が
破られていることを まったくしらないのですから。


クリス>この議論に対して こんな反応があります。

「どうして そんな監視を気にする必要があるのか?
悪いことをしていなければ 何も心配することは無い。」というものです。 

 スノーデン>第一に 権利を放棄しているということです。

その権利は 必要になることはないだろうし 信用しているから別にいいよ、
連中は正しいことやるだろうから
別に問題はない」というわけです。
権利が大切なのは いつ、必要になるのか 

…分からないからです。

さらにこの権利は アメリカだけでなく 西欧”せいおう”社会や 
世界の民主主義社会における 文化的アイデンティティーの一部をなすものです。


我々は 家族に電話を掛けることが できるべきであり、
好きな人にメールを 送れるべきであり ネットで本を
買えるべきであり、 電車で旅行ができるべきであり、
航空チケットを買えるべきなのです。

そういった行動が 何年も 経ってからどこかの国の機関の目に留まり、
どう思われるだろうか、とか意図を詮索されないだろうか、と
心配しなくていい、というのが重要です。 


プライバシーの権利があるのです。 


しかるべき理由や個々の容疑に基づいた令状を 求めるべきです。

誰であれ どこの政府であれ 人の通信のすべてを
人の目の届かないところで 監督も付けずにゆだねてしまうのは 
あまりに危険であり 見過ごせません。



クリス> あなたのしたことを 怒っている人達もいます。

ディックチェイニーが 言ってたんですが 
ジュリアン アサンジは 蚤”ノミ”に食われた程度だが
a fleabite
エドワードスノーデンは 犬の頭を食いちぎるライオンだと 
チェイニーは あなたをアメリカ史上最悪の裏切り行為を 
働いたと考えています。それにどう答えますか?


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 スノーデン> ディックチェイニーは
大げさですね。 


(会場 爆笑と拍手) 

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ジュリアンアサンジが 最大級の暴露をしたときに
チェイニーは 「アサンジのせいで 世界中の政府が崩壊し 
空は燃え上がり海は沸き返る」といったのに 


政府関係者の語る 国家の安全に係わる、という誇張話は 
疑ってかかる必要があります。


百歩譲って 彼らが本気でそう信じているとしても
彼らは国家の安全について 狭い見方をしています。

ディックチェイニーのような特権を持つ人たちによって
国が安全になりはしません。

公益と 国益は 必ずしも一致しないのです。

別に 脅威の無い場所へ 敵でもない人々と戦争をしにいっても 
我々が安全になるわけではありません。


それは イラクであれ インターネットであれ同じことです。 

インターネットや 経済は敵ではない。

アメリカ企業、中国企業 そのほかの企業はみな
我々の 社会の一部なのです。

繋がりあった 世界の一部なのです。

みんなが つなぎ合わせている友好の絆があります。

我々が守るだろうと 世界中の人々が期待している
道徳規範”きはん”やセキュリティーや行動様式を破ることで 
我々との絆を壊すとしたら いったいどうなるでしょう?


 クリス> あなたは170件の文章を
”盗んだ”とされてますが これまでジャーナリストの手に
渡ったのは数百件に過ぎないようですね。

まだまだ暴露は続くということでしょうか?


スノーデン> 間違いなく続くでしょう。

もっとも重要なもののいくつかが 今後公開されるのは確かです。






TED(テド、英: Technology Entertainment Design)

大規模な世界的講演会を主催しているグループ。