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TED 2014 エドワードスノーデン インターネットを取り戻すために #3






TED 2014
エドワード・スノーデンが、インターネットにおける監視と自由について語ります。


データのプライバシーの問題は党派的な問題ではなく、
我々の生活におけるインターネットの役割やインターネットを
守る法について根本的に考え直す必要を迫るものだと
彼は言います。「権利が重要なのは、いつそれが必要に
なるか分からないから」です。インタビュアーはクリス
アンダーソン、特別ゲストにティム・バーナーズ=リーを迎えます。




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 クリス>この件について 伺いたいので見てください。

この場には 技術畑の人も 沢山いますが
この手の ニュースは ここ数ヶ月で耳にしたショッキングな話でしょう。

「ブルラン」という プログラムのことです。
説明していただけますか?


 スノーデン>スノーデン>ブルランもまた 
NSAの率直な命名感心させられますが

南北戦争における戦闘からこの名前がつけられています。
同様に エッジヒルは 英国の内戦から名がとられています。

こういった名前が付けた理由は 自らのインフラをターゲットにするものだからでしょう。

このプログラムを通じてNSAは 協力している企業を 意図的に欺いていました。
これは安全な標準です。

お宅のシステムが安全になるようお手伝いをしましょうと言いながら
実際には企業にまずいアドバイスを与え、サービスの安全性を低下させていたのです。

MSAは 自分たちの使うためのバックドアを仕込みましたが、時間と資金を使って
見つけ出せる者であれば 誰でもそれを利用して通信に割ってはいることができます。

これは 非常に危険なことで たった一つのセキュリティー標準、
たとえば ブルランが特に標的にしていた SSLのような
標準の信頼性が失われるだけで 我々の住む世界全体の安全性が 下がるのです。

銀行にアクセスするにも オンラインショップを使うにも、
通信を監視し妨害する人々の心配をしなければならなくなります。


 クリス> バックドアを仕込むという決断は同時に
アメリカを外からのサイバー攻撃にさらすことに なり得るという事ですか?


 スノーデン>その通りです。

9.11以降、我々が見にしてきた危険な遺産といえる問題があります。
NSAは 伝統的に 2つの役割を担ってきました。


攻撃的な活動、
ハッキングの役割を 担う一方で

防御的な役割も担っていて 伝統的な攻撃より防御に重きが置かれていました。 
アメリカの秘密は 他国の秘密より価値が高いという認識からです。

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アメリカが中国企業を ハッキングして 機密情報を盗む、あるいは
ベルリン政府機関を ハッキングして 機密情報を盗むよりも 

中国がアメリカの秘密を 盗めないようにすることの方が 
アメリカにとって大事なことなんです。


通信の安全性を 下げることで NSAは世界を危険に
さらすだけでなく、アメリカの根幹を危機にさらしています。

なぜなら アメリカ経済にとって知的財産は基盤をなすものだからです。

安全を損なってそれを危険にさらすなら
後で高いツケを 払うことになるでしょう。


 

クリス> しかしそれは テロ対策の一環として
そうする価値があると計算してのことでしょう。

それだけの対価を払う価値があると


 スノーデン>これらのプログラムが 実際テロの
阻止に役立ったか検討すれば、いかに根拠を 欠いているかが分かるでしょう。

私の言葉を 信じる必要はありません。

この件を審理する 初めての公開法廷が
連邦裁判所で開かれましたが これらの
プログラムは オーウェル的で 憲法違反の疑いが
強いと判断しています。

これらのことについて 報告を受ける立場にあり、
また その必要を感じた 議会は改正のための
法案を作っています。 

機密扱いの証拠を審査した政府の2つの独立委員会
これらのプログラムは アメリカの差し迫ったテロ攻撃を
一つとして阻止してないと 結論づけています。

これは 本当に テロ阻止の為なのでしょうか?

そもそも これらのプログラムに価値はあるのか?
私は価値が ないと思っていますし、
アメリカの司法立法行政もそう考えています。


 クリス>これには テロとの戦いよりも 
深い動機があるということでしょうか?

 スノーデン>ええ、我々情報機関の人間に言わせると テロというものはいつも-

口実として 使われてきたんです。



人々は テロに対しては 感情的に反応して
普通なら認めない程の強権やプログラムも
認めようという気になるのです。

ブルランやエッジヒルのような 強力な力を
NSAは1990年代にも 手に入れようとしたことがあって
議会で要求するようFBIに求めました。

FBIは議会に行って要求はしましたが、
議会や国民は拒否しました。

経済をリスクにさらす程の価値は無い-
得られるものに対し 社会的損失が
大きすぎるためです。


しかし 9.11以降、テロ対策を口実にこれらのプログラムを秘密裏に
議会や国民の了承を得ることなく、やり始めたのです。

陰で企みごとをしているような政府こそ
我々が身を守らねばならない相手なのです。

我々の安全を損なうだけで 価値あるものは 提供しないのですから 




クリス> ちょっと近くに来てもらえますか?
個人的な質問をしたいので

あなたは ロシアに亡命中の身ですが 
その状況に恐怖を感じる人も多いことでしょう。

ウィキリークスに米軍機密を漏らした
ブラッドリーマニング が 今どのような扱いを
受けているかは ご存知ですね?

BuzzFeedの記事によると 情報機関には あなたは
死んで欲しいと思っている人間もいるようです。


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それをどう思いますか?

どう恐怖に対処しているのでしょう?


 スノーデン> 私の死を望む政府があっても 
何も不思議はありません。

繰り返し言ってきた事ですが、 毎朝床に就く時に
私が考えるのは アメリカ国民の為に
自分には何ができるのか、ということです。

政府を傷つけようという気はありません。
政府を助けたいと 思っているのです。

しかし政府が 正しい手続きを一切無視し
裁判なしに 有罪宣言をしようとしている以上、



私たちは社会一丸となって対抗し、

「こんなの正しくない」と 言わなければなりません。


反対派を 脅すべきではないし、
ジャーナリズムを 犯罪扱いすべきでもありません。

そのようなことを 終わらせられるのであれば
私は 喜んで危険を冒します。







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TED(テド、英: Technology Entertainment Design)

大規模な世界的講演会を主催しているグループ。