クリントン前米国務長官、私用サーバーから全メールを削除 AFP
【3月28日 AFP】ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前米国務長官が在任中の公務に私的な
電子メールアカウントを使っていたとして追及されている問題で、前長官の私用サーバーから
電子メールのデータが全て削除されていたことが分かった。
米領事館襲撃事件を調査している下院ベンガジ特別委員会(House Benghazi Committee)の
トレイ・ゴウディ(Trey Gowdy)委員長が27日に発表した声明で明らかにした。
復旧できないような形で消去することを一方的に決めていたことを、前長官の弁護士からわれわれは
今日伝えられた」としている。提出済みのメール以外に追加提出できる記録がないことを説明する
クリントン氏の弁護士からの書簡で明らかになったという。
内容を含む前長官のメールを全て提出するよう命じ、クリントン氏に対して、メールサーバーを
中立な立場の第三者に引き渡すよう正式に要請していた。
クリントン氏がサーバーに保存されていた全てのメールの削除を決めた正確な時期に
提出を求めた昨年10月28日以降とみられている。(c)AFP