独、オーストリア 米の新たな対露制裁計画を痛烈批判
ドイツのガブリエル外相とオーストリアのケルン首相は、エネルギー分野に
おける対露制裁を強める米国の法案を痛烈に批判した。
スプートニク日本
ドイツの外務省サイトに15日に公開された共同声明には、新たな制裁が
ガスパイプライン「ノルド・ストリーム2」の建設の一環でロシアと協力して
いる欧州企業の脅威となりうるとある。さらに、制裁強化は欧州企業の
経済的利益や欧米関係に悪影響を及ぼす可能性があるということだ。
同法案により、ロシアによる輸出パイプライン建設に1度でも100万ドル以上
投資したり、建設のために設備や技術、サービスを提供した人にたいして、
米国大統領は制裁を課す権利を有する。
追加制裁に関する法案には「ノルド・ストリーム2」に関する段落があり、「EUの
エネルギー改革への破滅的な影響」があるため、米国はこのプロジェクトの
実現を妨害し続けていくと書かれていいる。
ガブリエル外相とケルン首相は「欧州のエネルギー保障は欧州の問題で、
米国の問題ではない」と強調した。